坂道では自転車を降りて
「鈴木先輩に花束頼まれたから出たんだけど、結局渡せなかったし。やっぱり出なきゃ良かったな。」
「そういえば、クリスマスの打ち上げにはいた?記憶がない。」
「あの時は、本当は行くつもりだったんだけど。出遅れちゃって、ドタキャンして、幹事に迷惑かけた。」
「そうなんだ。でも、誰かがこないとやっぱり寂しいよ。皆だって君と話したいと思ってるよ。」
「そうかな。」
「清水先輩とか、俺とか。」
「うん。清水先輩とはもっと話したかったな。先輩、素敵だよね。」
「あー、、、そうだねぇ。」
確かに顔はきれいだし、性格も男前だが、なんとも返答に困る。。
「次は私たちが先輩か。。上手くできるか、不安だなぁ。」
「そうだな。」
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