最凶赤姫の涙 ~絆~
「美香に私は、なんて言えばいい。私だけ幸せになるなんて」
「違うよ……美香さんもきっと、嬉しかったんだよ。唯一の友達があなたで」
「そんなこと……」
「だから、美香さんにはごめんねじゃなくてありがとうって伝えよう?」
ありがとう……美香がいなくかってから
そんなこと思ったこともなかった。
「お前は……」
「友達だよ。」
私といたら、不幸になる
「私は幸せだよ。自分の力で誰かを助けられたんだ。もう、殴らないって決めてたのになぜか、嬉しいんだ」
私は……私はもう一度、友達をもっていいのか……
「赤姫さん。もう、一人で戦わなくていい、私を巻き込んでもいい」
「紅音……ふ……ぅぅ」
私は泣いた。朝焼けのなか、私は彼女の胸の中で泣き続けた。
「私を許してくるれのか……美香」
「私は……私は!」
今まで溜め込んでいた感情が溢れ出す。
「大丈夫だよ。隣にいるよ」
きっと、欲しかった。ずっと背中を預けられるような友達が。
私の目の前に今、その友達がいる。
「赤姫さん。あなたの名前は?」
「……那都……ナツ」
「今日からよろしくね。ナツ」
これからは、喧嘩も全部紅音と背負っていく。
「ありがとう……」
私は微笑んだ。
