幸せの行方

「千佳、大切にする。
いつまでも、俺のそばにいてな。」
と、言いながら、
誠は、
千佳の瞼、額、鼻、両頬にキスをし
また、唇にもどり、舌を絡める
「んっう‥ん」
鼻から、抜けるような声がでて
千佳は、口に手を当てる。

誠から、手を外され、千佳の両手は、
頭上で、誠の片手にとらわれた。

誠にパジャマから、下着まで、
とられて、胸の先をあまがみされ
吸われ、ころがされ
優しく揉まれて
千佳は、ふわふわしていた。

「千佳、入れるよ」
誠自身が、少しずつ入ってくる
「···んっ·····いっ‥たっ‥‥‥い」
と、千佳の腰が上に逃げると

誠が、ゆっくりと腰を下にさげ
一層、密着する、
「くっ‥ちっ‥か‥‥
    ·······ちから‥ぬいてっ‥」
と、言いながら、
誠が、千佳にキスをする。
舌を絡ませて、吸いあげる

千佳から、力が抜けた
そのとき、誠は一気に
千佳の奥に入った。
「うっ······んんっ‥‥」

「ちかっ‥‥‥全部‥入ったよ。
   大丈夫っ‥‥?」

千佳が、コクンと頷くと
誠は、ゆっくり、ゆっくり、
律動をする。

千佳も、はじめは、裂けるように
痛かったが、少しずつ変わって
痛いような、気持ちよいような
わからない感覚でいると
誠が、
「ごめんっ‥ちかっ‥げん‥かい‥」
と、激しく腰を打ち付けてきた。

「んっ‥あぁっ‥‥」
「ちかっ‥ちかっ‥」
と、何ども、呼ばれて

声が、遠くに、なっていった。
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