幸せの行方

私の誕生日は、毎年
父と兄から贈り物がある。

今回は、兄から、食事も誘われたが
誠さんと合う約束していたから、日にちを
ずらしてもらった。

多分、兄はわかっていて、その日に
食事を言ってきたと思う。
私が、中々誠さんを会わせないから。

誠さんに話すと
「その食事のときに
俺も一緒しても大丈夫か
お兄さんに聞いて欲しい。」と

兄は、渋々了承した。

兄との待ち合わせ場所に行く間
誠さんは、緊張していた。

私が、クスクス笑うと‥
「笑うなよ。緊張するだろう。」
って、騒いでいた。

兄と対面すると
「はっ、初めまして
千佳さんとお付き合い
しています。木ノ内誠です。」

「初めまして
兄の石内信也です。
どうぞ、掛けてください。」

それからは、三人で他愛ない話をして
食事をして、わかれた。

別れ際に
小声で・・・兄が・・・
誠さんに‥‥‥
「泣かすような、事をしたら
わかっているよな。」
と、脅したことは、知らなかったが
誠さんの、顔がひきつっていたから、
「どうしたの?」
と、訊ねるが
「なん、何でもない」
と、答えたから


変なの、と思いながら
二人で帰った。
< 19 / 69 >

この作品をシェア

pagetop