幸せの行方

俺は、下だけを履き
千佳の後を追った。

何も知らない、知美は唖然として
まこと?‥と呼ぶが·····

千佳に追い付いて
腕をとり、抱き締めようとしたが

「汚ない手で、触らないで!!」
と、叫び
手を払われた。

びっくりしている間に
千佳は、車に乗り
出ていってしまった。

俺は、なんて、ことを‥‥‥‥‥

千佳のあの顔が‥‥‥
目から離れない

部屋に戻り
何度も、何度も、何度も
狂ったように、千佳の携帯をならした。

でてくれ、でてほしい。
千佳の声が、聞きたい

俺の行動に、驚いたのか
知美は、黙って部屋からでていった。

夜中になって
やっと、千佳の携帯に繋がり
ホッとすると
電話口から、聞こえたのは
千佳のお兄さんで
怒鳴られて、電話を切られてしまった。

それでも、かけるが・・・
再び·····つながることは、なかった。



あんなに、大切にしていたのに

千佳との将来のために、

頑張っていたのに


何を······やってるんだ

   俺は‥‥‥‥‥
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