【完】恋の授業を始めます。


「え・・・?」


聞こえてなかった今宵に、もう一度同じ言葉を呟いた。


「賢人って呼んで。」


今宵はボーっと目を見開くと、すぐに顔が赤くなった。


「ど、どどどどど、どうして!?」


今宵はすごく動揺しているようだった。


「別に。付き合ったなら、お互い名前で呼び合いたいなと思っただけ。」


俺の答えに、さらに動揺する今宵。


その姿が、すごく可愛いと思った。



俺は今宵の顔を覗いてから、耳元で甘く優しい声で囁いた。



「ねぇ、言って?」


「っ~~~~!/////////」


俺の声で一気に今宵の耳が赤くなる。


ほんと、可愛すぎだろ、こいつ。


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