俺様と双子達2
猫かぶってニコニコしながらサインしてやった。



疲れる…。



でも英梨の実家に行ったらズットこれだ…。



「ありがとうございました!!」

「いえ、こちらこそ。」



素がバレたら結構嫌われそうだしな…。



頑張れ俺!!



「飴食べる?」

「口移しなら食ってやるよ。」

「ムリ!!はい!!」



でも英梨って全くなまってない…。



本当に田舎に住んでるんだろうか。



「着いた~!!久しぶりの地元~!!」



新幹線から電車に乗り換えて来てみたら…。



無人駅!!



広がるたんぼと山!!



「ここから何分?」

「車で1時間半くらいかな?」

「は!?ここが最寄りなのか!?」

「そうだよ?」



すげぇ田舎じゃねぇかよ…。



何もない…。



「タクシーとか呼ばなきゃ…。」

「イイよ!!お兄ちゃんが迎えに来てくれるから!!」

「兄ちゃん!?」



そう言えば英梨の兄妹の話しって聞いた事なかった…。



いたのか、兄妹…。



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