俺様と双子達2
そして学祭前の三者面談。



「はじめまして。息子がいつもお世話になってます。」

「いえいえ、本当に悠陽君は生意気なクソガキですね。」

「ハッキリ言いますね先生…。まぁ家でもそんな感じです。でも私に似て頭と顔だけはいいんですよ。」



けなしまくってねぇか?



寧音が来るよりマシかもな…。



しかも日向のが年上なのに遥かに下に見える。



「そうですね、成績は生意気なくせに学年2位です。」

「1位は?」

「お宅の娘さんですよ。」

「なるほど。生活態度はどうでしょう?」

「口答えしかしないですね~。でも仕事にも将来にも真っすぐでイイと思いますよ?」



褒めた…。



明日は確実に雨だな。



「天道は何大目指してんだ?」

「S大の経済学部。」

「本気か!?この学園からS大は前例が…。」

「俺が受かんねぇわけねぇだろ。」

「俺じゃ教えられない域だから塾でも通った方が身の為だ。」



自力でやるし。



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