俺様と双子達2
それから30分後に戻ってきた隼人…。



「ただいま。」

「うん…。隼人…」

「子供に会ってきたよ。」



えっ…。



子供に…会った?



それってやっぱり産んでたって事?



「何それ…。何で莉里は何にも知らないの…。結婚してから言うとか…。超卑怯だよ。隼人なんて大嫌い!!」

「待って莉里っ!!」



信じらんない。



隼人に子供がいた?



何で黙ってたの!?



莉里は今まで騙されてたって事?



信じてたのに…。



寝室のカギをかけてまた引きこもりだ…。



「話し聞いてよ莉里!!」

「聞きたくないよ!!もう隼人の顔も見たくない!!」



ドアに投げ付けた隼人の枕が床に落ちた瞬間、また滝の様な涙が溢れた。



今更過ぎる。



隼人が何か言ってたけど、今は声も聞きたくなくてCDの音量を高くした。



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