俺様と双子達2
今日の仕事の時間まではまだまだ余裕…。



髪を乾かして化粧をした。



お腹すいた…。



キッチンで何かしようにも隼人が寝てる…。



冷蔵庫を開けて水を出した時、隼人が目を覚ました。



「莉里…。ちょっと話そ?」

「話す?何を?『実は子供がいるんだ。黙っててごめん』?そんなの聞きたくないよ。莉里、仕事だからじゃあね。」



急いでバッグを持って家を出た。



こんなに朝早くに行くとこなんてないよ…。



近くのファミレスに入ってコーヒーを飲んだ。



悲しいとかじゃない…。



苦しい。



「いた…。」

「隼人…。何で来るの…。」

「話したくて。まだ仕事じゃないでしょ?一回帰ろ?」



あたしはただ首を横に振る事しかできなかった。



隼人の顔を見ると泣きそうで…。



それでも隼人は莉里の手をひいてファミレスを出た。



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