GOLD BOY〜不良彼氏〜



きっと私はお母さんみたいになれない。

っていうか、なれる自信がない。



16歳で私を産んで、たくさんのしたいことを諦めて、たくさんのものを失ってきたであろうお母さん。



実際私に、今子どもができたとしても、私にそこまでできる自信がない。



でも、なりたいって思う。

お母さんみたいになりたいって思う。



それは今の私だったら程遠いのかもしれないけど、いつかは絶対最終的にお母さんみたいになりたいって思う。



それが、今の私の夢かもしれない。



結局キッチンに来たのに、私はお母さんが料理を作るのを見てるだけで、お母さんはチャーハンを作り終わってしまった。



1人でリビングでテレビゲームをやってた玲香を呼んで、テーブルでお母さんの作ったチャーハンを食べた。



チャーハンを食べ終わり、私と葵で食器を洗って片付け終わったあと、私は葵を自分の部屋に連れていった。



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