一度だけでも貴方の胸に…
『人は綺麗が全てじゃないんだよね。』

王様がポツリとつぶやいた。

聞こえてるよ。

『そうですか?私はわかりません。ブサイク娘ですから!』

『私も同じく。』サリネが続いて言う。

『いや。自分で言うほどのブスではないから。』

『そっ、そうですかぁ?』

『そうだよ。』

『そっ、それは嬉しゅうございます。』

サリネが口走った。


『今度、宮廷鑑賞があるんだ。安全な行事だよ。来てくれると嬉しいな。』

何こいつ。ただの女好きかよ!


ご無礼つかまつりました。こいつではなく王様ですね。


『行ってみますね。ミチョルと一緒に。』

うんもぉ。サリネ!

『じゃあ、今日はここまでで王宮に帰るとしますか。』

『お気をつけて。』

『じゃあ行きますので。あんまり遅いと王妃がキレますから』


私達は苦笑い。

ご愁傷さま。
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