俺の彼女は車椅子でした。

文化祭が終わったあと久しぶりに舞美と電話した

『わたし、優人と付き合うことになったよ!』

『やっとか〜』

『舞美は?その…男の子とどうなの?』

舞美が電話口で笑ってる

『あの話、本気にしてる??』

『……じゃないの?』

『あたしの家どこにあるか知ってるでしょ??』

えっと…………

あぁ

『一面田んぼだし
近所って言っても1キロも離れてるんだよ?
誰が住んでるかすらわかんないよ』

『じゃあ……あの話は??』

『奈々の心をよんだだけ〜』

さすが舞美……

『舞美は好きな人とかいないの?』

『中等部の子に告られたけど断った』

『え……!?』

『あたし未だに恋って言うものがどういう感情なのかわかんないんだよね』

舞美が呟く

『わたしも最近までわかんなかったから…
きっとわかるよ…いつか』

『そうだね』

舞美が笑った
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