しあわせのかたち
しあわせのかたち
それから、仕事終わりに碓井主任と会うようになった。
とはいえ、碓井主任は平社員の私とは違い忙しいから、そんなに頻繁には会えないけど……
それでも、私は“一緒に居られる事が嬉しい”と思うようになっていった。
そう思う反面、
“流されているだけ?”
“本当にこれでいいのかな?”
なんて思っていたけど。
碓井主任は、
「友達と会うなら、友達を優先していい」
と言ってくれている。
だから、今まで通り、仕事終わりに弥生とご飯に行ったり、同期の飲み会にも参加している。
というのもあり、阿部とも普通に接する事が出来るようになった。
そして――…
ある日の仕事終わり。
弥生とよく行く居酒屋に行った。
「あれから主任とはどう?相変わらず?」
弥生には、碓井主任に断ったけど、もう一度考えてと言われた事を話した。
だから、今の微妙な関係を知っている。
「うん。仕事終わりで時間が合う時に、ご飯を食べに行くだけ」
そう、それだけの関係。
とはいえ、碓井主任は平社員の私とは違い忙しいから、そんなに頻繁には会えないけど……
それでも、私は“一緒に居られる事が嬉しい”と思うようになっていった。
そう思う反面、
“流されているだけ?”
“本当にこれでいいのかな?”
なんて思っていたけど。
碓井主任は、
「友達と会うなら、友達を優先していい」
と言ってくれている。
だから、今まで通り、仕事終わりに弥生とご飯に行ったり、同期の飲み会にも参加している。
というのもあり、阿部とも普通に接する事が出来るようになった。
そして――…
ある日の仕事終わり。
弥生とよく行く居酒屋に行った。
「あれから主任とはどう?相変わらず?」
弥生には、碓井主任に断ったけど、もう一度考えてと言われた事を話した。
だから、今の微妙な関係を知っている。
「うん。仕事終わりで時間が合う時に、ご飯を食べに行くだけ」
そう、それだけの関係。