しあわせのかたち
「まぁ、この噂が本当で、遊んでいるような人なら、やめた方がいいけど。でも、仕事をしている姿を見る限り、真面目そうだし……。って、仕事は真面目でプライベートは遊んでいる人もいるだろうけど。でも、碓井主任は二年彼女いないって言っていたし。そうなると、今まで女がきれた事がないような噂だったから、その噂自体も本当か嘘かはわからないけどね。

まぁ、私は碧が本当に主任の事が好きなら、応援するよ」


そう言って、弥生はにこっと笑う。

こんな風に心配もしてくれて、応援してくれる弥生の気持ちが、私は嬉しかった。


「うん、ありがとう」


私もにこっと微笑み返す。


正直、弥生の話を聞いて動揺した。

でも、そんな噂を聞いても、私の心は碓井主任の事が気になるのは変わらなかった。

“そんな事で?”と言われるくらい、些細な事がきっかけで、碓井主任の事が気になりだしたけど。

そんな噂を聞いても、気持ちが変わらないって事は、私、いつの間にか、碓井主任の事をそんなに好きになっていたのかな?


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