Am I What Colors?ー元姫の復讐ー

○正式に仲間入り




次の日。



また南蓮央のマンションに泊まってしまった私は、休日なのを利用して昼間から例の倉庫にいた。



「咲誇ちゃーん!!」


「わっ!?」



ぴょんっと真浩が飛びついてくる。


くそ、可愛い……


緑の髪をこすりつけてくる彼は、同い年なのに幼く見える。



「咲誇ちゃん、あれから蓮央さんのマンションに泊まったんでしょ?何かされなかった?」


「何か、って……?」



意味が分からず首を傾げていると、後ろから南蓮央の声がした。



「こら真浩。俺は何もしてねぇよ」


「そうだったんだ!! 珍しー」


「俺が女漁りまくってるような言い方するな」


「実際そうじゃーん」



ベーと舌を出す真浩はとっても可愛い。


小動物みたいだ。

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