Am I What Colors?ー元姫の復讐ー


「南蓮央って……バカなのかな……?」


「うん、多分俺よりバカ。んでもって、さっきーと同じで真っ直ぐだよ!!」


「諒真さんにバカって言われたら人生終わったも同然だね……」


「んなっ……それは言い過ぎだろ!!」



諒真さんと言い合いをしながらも、わたしの頭は南蓮央であふれていた。



私なんかを心配して、慌ててくれた南蓮央。


汗をかくほど、走り回ってくれた南蓮央。




どうしてだろう…………



こんなにも、心が温かい。



凍った心が、また少し溶けた気がする。



< 151 / 469 >

この作品をシェア

pagetop