Am I What Colors?ー元姫の復讐ー



「呼べばねぇとやめねぇぞ……?」


「…だっ……て…………!」


「早く」


「……ひゃっ!!」



ようやく唇が離れたかと思うと、次は首筋に。


あの時より、心臓がうるさく鳴る。


限界になって、私はなんとか言葉を紡ぐ。



「…れ……おっ……!」


「もっかい」



も、もっかい!?


いつからこんなに甘い俺様になったんだよー!!



「……蓮央!これでいいでしょ……っ!!」



またキスを落とされて……やっと、蓮央は私を解放した。



ぜぇぜぇと肩で息をする私とは対照的に、余裕の笑みを浮かべているそいつ。


あの弱気な南蓮央はどこ行った!!


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