Am I What Colors?ー元姫の復讐ー
ベッドに並んで横になり、蓮央の腰に手を回す。
「ありがとう……蓮央。助けてくれて」
「……親父の汚い遺伝子が、ここで役に立つとはな。皮肉ってやつか…………」
はは、と自嘲気味に笑い、私を抱きしめた。
「蓮央は汚くないよ?……こんなに、綺麗なんだから…………」
そっと頬をなでると、蓮央は私の額にキスを落とす。
「お前が隣で笑ってくれてれば、本当に世界のトップに立てる気がする。ずっと俺の傍にいろよ?」
「当たり前……。蓮央こそ、離れたら許さないからね?」
「バーカ。俺がお前無しで生きていけるわけねぇじゃん」
そう言ってくれるあなたに出会えて、私は本当に幸せ者だと思う・・・
「蓮央……大好き」
「んなのとっくに知ってる」