純真~君への想い~
好きだよ
純礼ちゃんと付き合い始めて、
数週間がたった頃。



      リビングへ


「やっと、告ったんだ
よく二年間も」


未来翔が呆れていった。


「何で、知ってるんだよ」


「イヤイヤ、気づくよ、
なぁ、千暁」


「そうだね、兄さん、分かりやすいから」


僕ってそんなに分かりやすいんだ。


「俺、未来翔と千暁よりも近くにいた
けど、全然気づかなかったぞ」


「「それは、父さんだから」」


ハモった


「千暁とハモった」


「そうだね、まぁ、父さんと兄さん、
似てるから」


「兄ちゃんが、父さんに似てるんだよ」


「そうだね、未来翔」


この二人は、言いたい放題



「お父さん、好きな人出来たの」


そっか、京弥にまだ……。


「そうなんだ」


「お父さん、幸せ?」


「うん」


「フフッ、僕も幸せ

お父さんの幸せは、僕の幸せ、ねっ」


「そうだな」


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