純真~君への想い~
そして、今日は、純礼ちゃんと
初デートをすることになった。


色々の場所に行って楽しかった。

映画を見て、食事をして、買い物して、
デートというデートをした。


そして、最後に


「純礼ちゃん」


「呼び捨てでいいのに」


「じゃあ、純礼、最後に行きたいところがあるんだけど」



       お墓へ

「此処は?」


「瑞姫のお墓」


「真努佳の奥さん」


「今は、純礼が大切だよ」


「そ、そんな」


純礼は、頬を赤らめていた。


「瑞姫のこと、言っておこうと思って、
初デートで墓地に来るのは、
ちょっとって思ったけど、

後になって、純礼を不安にさせるより、
いいと思ってね」


「そうですか」


純礼に聞いてほしい。



< 12 / 15 >

この作品をシェア

pagetop