夏の前の日
「クラブに中学生の女の子がきて
男怒んないわけ?」
「ーーーさぁ」
急にまた、顔が暗くなる。
たまにの息抜きなんだろうか?
外でこういう話って
聞かないようにしているし
基本無視だけど。
リンは違った。
「何、さぁって。
バレたらやばいんじゃん?」
「バレないよ。絶対に」
何を根拠に絶対なのかわからないけど
現在進行形で男が居るのは確かで。
「へぇ」
だんだん、だんだんとキマってくる。
体が重力に勝てない。
「ユウ、気持ちいいねぇ」
魅惑的。
俺の目を見て、言ってくる。
顔がとろけたリン。
15歳にはどうやっても見えなかった。
「なんでこんな気持ちいいんじゃろ」
一人で上の空で
呟くリンが今にも壊れそうに思えた。