【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
あと、濡れタオルを額に乗せなきゃ。
と思うのに、タオルが見当たらなくて。
ないなぁー……。
私のハンカチでもいいかな……。
人様の額に自分のハンカチを乗せるとか、すごく申し訳ないけど、しょうがない…!
濡らしたハンカチを額に乗せるのと、それまでずっと結城くんの眉間に寄っていたしわが無くなった。
もしかして、頭が痛かったんでしょうか……。
「…痛いの痛いの飛んでけーっ」
起こさないように、小さい声でおまじないをかける。
小さい頃、どこか怪我をすると、お母さんは決まってこの呪文を唱えてくれた。
するとなぜか、痛いのも和らいだんだっけ。