【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
* * ・ * ・ * *
「で、寝かせたまま、帰ったと」
次の日の昼休み。
私の話を聞いた樹紗ちゃんが、お箸で卵焼きを挟みながら、そう言った。
「はい……。
やっぱりヘタレですよね、私〜……」
樹紗ちゃんの言わんとしたことを汲み取り、机に突っ伏す私。
分かってます、分かってますとも。
私のヘタレ具合は……。
でも、やっぱり怖かったんです……。
中学の時とは比べものにならないくらい、不良になってたし。
それに、まだどんな顔をして会えばいいのか……。
「っていうか、話に聞いてた〝結城くん〟が、まさかあの結城真紘(ゆうき まひろ)だったとはな」
「樹紗ちゃん、結城くんのこと知ってたんですか?」
「当たり前だよ。
むしろ、この学校で結城真紘のこと知らないの、未央くらい。
ほんと徹底してるな、男嫌い」
あ、あははー……。
そう、だったんだ……。