【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
歩いてる結城くんは、やっぱり中学校の時よりもかっこよくなっていて。
相変わらず、人気すごい……。
歩くだけで人を引き寄せてる。
なんかもう、存在する世界が違うみたい───……。
たくさんの女の子達が黄色い歓声を上げる中、結城くんのことを見つめていた私。
……元気になったなら、良かった。
そう思い、また教室に戻ろうとした時。
私はある異変に気づいた。
……あれ?
なんか、結城くん……こっち見てないですか?
って、そんなわけないですよね。
こんなに大勢の女の子がいる中で、私なんかを見てるわけないか。
……んんっ?
でも、こっちに向かって歩いてきてない?
え? だとしても違う人ですよ、ね?
だけど、彼は私の思案をすべて裏切るように、私の目を真っ直ぐに見据えたまま、正面に立った。
そして、
「久しぶり、大原」
彼は確かにそう言ったんだ。
* * ・ * ・ * *