【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜
やだ……っ、怖い……っ。
いつの間にか視界をじわりと熱いものが覆い、ポロッと涙が落ちていた。
「…大原?」
結城くんが驚いた声を上げ、そしてその手が私の頬へと伸びた。
それが、私の涙を拭おうとしてくれてたことなんて、考えてみれば分かるはずなのに
この時の私はもう、何も考えられなくなっていて。
パンッ……
反射的に結城くんの手を振り払った音に、ハッと我に返った。
目の前には、目を見張る結城くんがいて。
あ……っ
……私……最低なことした……っ。
「あ、あ……ごめんなさいっ」
振り絞るように声を上げ、結城くんの目も見れないまま、その場から逃げるように屋上を駆け出した。