【完】今日も、君と初恋中 〜ヤンキーくんと甘い恋〜


そんなこんなで放課後、勉強をするために、私はひとり資料室にいた。




図書室は人がいっぱいで、座る場所がなくて。




樹紗ちゃんと一緒に帰る予定だから、樹紗ちゃんの部活があるまでひとりでお勉強。




私はただひたすらに、カリカリとノートの上にシャープペンを走らせる。




文系教科なら学年順位も上の方だけど、いつも足を引っ張るのは理系教科。




だから、勉強も数学と生物、化学が中心。




だけど、数字と記号だけを集中的に勉強していると、頭が混乱してきた。




あぁ〜、もう頭がパンクしそうです……。




ペンをノートの上に置き、

椅子に座ったまま、んーっと伸びをした時。




♪ピロロンと、ポケットの中の携帯が鳴った。




なんでしょう……?




ポケットから取り出し、ディスプレイを見ると


《結城真紘:久しぶり》


そんなメッセージが来ていて。




ゆ、結城くんからメッセージが送られてくるなんて!


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