あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
龍side
なんだか、とても暖かい感触がする。
どこか心落ち着く背中で、柔らかくて、それで…。
・・・!!!!!?
・・・背中!?
はっと、そこで我に返り、目がはっきりと開いた。
「え?」
思わず、そんな声が漏れた。
そこでやっと俺は今の状況を理解する。
誰かにおぶわれている、んで、それは
「あ、龍、起きました?」
・・・莉子!?
「え、いや、ちょっと待て!?莉子、一回離れよ!!」
混乱する頭の中でとりあえず、離れたほうがいいという判断が下った。