あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
「えー、じゃあ、二人はどんな子がタイプなんですか?」
そう聞けば、俺?と千景は首を傾げた。
「俺はねぇ、スタイル良くてぇ、可愛くてぇ、そんでドえ」
「もういいです!」
これ以上聞けば、放送禁止用語が飛びそうだ。
だいたい、千景に聞くのが間違ってた。
「あーうそうそだってば!俺はね、手が温かい子が好き」
_____っ!
一瞬、びっくりしてしまった。
だって、目に入った千景の表情がとても、柔らかくて、瞳が優しかったから。
「そうなんですか…葵は?」
私は、これ以上聞けなくて、今度は葵に振った。