アイスミントティー
ああでもそうかもしれない。

唯一同じクラスだった高2のときも、文化祭とか、めちゃくちゃ張り切って仕切ってたもんね。

あーあ。
幻滅されたよね。

やだな。


「…………った」





相川の放った言葉を聞き逃し、そっとその顔を見る。


「ぽかーんとしてんじゃねーよ」


ストローの入っていた細長い紙袋をぐちゃぐちゃに丸めたものを、ポツンと投げつけられて。


「?聞こえなかった……」


「まじかーーー」


どさり、と、音を立てて、相川がテーブルに突っ伏す。
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