アイスミントティー
「そのまんまだよ、告ればよかった」


頭が真っ白になる。


上体を起こしたけれど、ふてくされたように窓の外を見ている相川と、あたしの間に、静かな空気が流れる。


あたしの答え1つで、この先の未来が変わるような気がした。


今、大事なところなのかもしれない。


何となく流されて生きていたあたしが、しっかりと自分の気持ちに向き合うチャンスかもしれない。


相川の綺麗な瞳に、外の景色が映る。
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