あたしだけのヒーロー

「待って!!お願い、千里!!話を聞いてっ」





「………あんたにならっ、あんたなら!!!






………私も、諦めれたのに…っ。




なんで、あんたがっ!!






あんたなんていなければよかったのに…っ!!」







千里がかみしめている唇を見て、千里が流す涙を見て、




あぁ、と気がついた。






千里は、啓が好きだったんだ。






……あたしは、それに気がついてあげられなかった。
< 321 / 469 >

この作品をシェア

pagetop