虹色のラブレター


「B`zは私も好き。じゃ……これ持ってる?」


千鶴は布団から体を起こして、隣の和室から僕が居る部屋の方に来た。

そして、テレビの下にあるラックから一枚のCDを取り出して、僕に差し出した。

それは、B`zの「裸足の女神」のCDだった。


「私、この曲が一番好きなの。持ってなかったら貸してあげる」


僕は何気なく、千鶴からそのCDを受け取った。




――だけど、この時の僕は、まさかこのCDが一生忘れられない、千鶴との思い出の曲になるなんて思ってもいなかった。




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