運命なのなら…
「運命という言葉を信じますか?」

よく開くネットのページに珍しくこう記されていた
私からしたら運命なんてよくわからない。
なぜなら、生まれてから今日まで本気で人を好きになったことがなかったのだ。
まだ高校生なのだから当たり前も当たり前だが、これはこれで少しだけ悲しいきがする。
振り返ってみれば好きになった人、憧れた人は沢山いた。
部活の先輩、近所の幼なじみ、TVの中の俳優…
どれも現実味がなくてどうも嘘っぱちだ。



中学の時はこれでいいと思っていた。
付き合うのなんてまだまだ大人な話で、本気で誰かを好きになるなんてきっと大人になって自然と訪れるのだと信じていた。






だからこそ今のこの言葉と昨日の夢がどうもひっかかる。
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