「野球が俺の恋人」なんて言わせない！！

　　「俺の母さんは俺と未来と
　　未来のお母さんを見て、急に
　　謝り始めちゃったんだよな。
　　俺のことを知って殴りこみに
　　来たと勘違いしたらしくってさ。　　

　　
　　んで何も知らない未来のお母さんは
　　びっくり。俺の母さんが事情を話し
　　始めた時に未来のお母さんが取った
　　行動がまたびっくりなもんでさ。。」


　　「あたし達は修羅場になるのかな
　　ってハラハラしながら見てたの。
　　なのにお母さんたら恭介のお母さんに
　　こう言ったのよね・・・・・・・・。


　　『あの馬鹿、彼女が妊娠してるのに
　　気付かないで別れたんですか？！
　　そのすぐ一年後にあたしと結婚した
　　ってことですよね？！ふざけてると
　　思いませんか？！全く最低な男です！』


　　恭介のお母さんはあたしのお母さんの
　　剣幕にたじたじ。。ドン引き。。」


　　「んで、、母さんはこう言った。
　　『あたしから振ったのであの人は
　　悪くないですよ？それに一年後なら
　　別に普通ですよ、、きっと！！！
　　あの、、えっと、、やっぱり私のこと
　　怒っていらっしゃいますか・・・・？』
　　

　　未来のお母さんはこう言った。。
　　ここからがびっくりなトコだぜ？？？
　　『怒る？！まさか！！悪いのは全部
　　あの馬鹿男です！今日は一緒に飲み　　
　　明かしましょう！！！！！！！』
　　そして未来のお母さんはその言葉通り
　　朝まで飲み明かしたってわけ。。。」


　　「あたしのお母さんと恭介のお母さん
　　はすっかり意気投合しちゃって。
　　それ以来あたし達もよく話すように
　　なったってワケ。何か質問ある人？」


　　あたしと恭介で交互に話して　　
　　やっと話し終わった！！！


　　そう思ったら。何故だかみんなが
　　ぐったりしてた。。。。


　　「どしたの？？？」


　　「只者じゃないといつも
　　思ってたけど、そんなに凄い人
　　だったんだね、未来のお母さん　　
　　って・・・・・・・・・・・。」


　　柊が苦笑しながら言った。