愛してるって囁いて

やはり·······
  こんなもんだよね。
本気じゃなかったんだ。

お姉ちゃんの方が
綺麗で·····優しいし······

だって、私も大好きな
お姉ちゃんだから。
お姉ちゃんには、
幸せになってほしいから。





そんな、私に関係なく
子供達は元気で
私は、沢山の笑顔をもらっている。

良かった、私は保育士で
と、心から思っていた。

今日も、仕事が終わり
駐車場にいくと
私の車に寄りかかって
携帯を触ってる人が‥‥

洸さん?

私が、立ち止まると
洸さんが、顔をあげ
睨むように私を見た。

私が、顔を反らすと
腕を捕まれ
自分の車の助手席に私を乗せ
自分も乗り込んで
車を出した。

何処に行くのか
訪ねたかったが
洸さんから、話しかけるな
オーラが。

仕方なく
私は、外の景色を見ていた。

しばらく走ると、車は止り。

「降りろ。」と

そこは、海岸だった。
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