愛してるって囁いて

「うっ、ごめんなさい。
勘違いしてました。
電話に出なくて、メールも返さなくて
ごめんなさい。

好きだと、気づいたら、失恋かと
思って悲しかった。
本当は、洸さんに会いたかった。」
と、泣いてると

洸さんは、優しく抱き締めてくれた。

私も、自分の腕を洸さんの背中に・・


「沙代?俺が、好きか?」

「はい、洸さんが好きです。」
と、伝えると、洸さんから、
チュッと唇にキスをされて
真っ赤になる‥‥私。

「今日は、ここまで、
千恵が、心配してるから帰るぞ。」
と、言われて、慌てて携帯みると
お姉ちゃんから、凄い着信件数


直ぐに、電話して
謝って、
今から、帰ると告げた。

「ねぇ、洸さん
さっき、さらっと流したけど
お姉ちゃんと、司さん
付き合ってるの?」
と、聞くと

「おう、大学時代からな。
沙代は、知らなかったのか。」

「うん、聞いたことない。
だって、お姉ちゃんは、
私を小さい頃から育ててくれて、
そんな、時間なかったような。」
と、話した。

「そうか、詳しくは千恵に聞け。
じゃ、帰るか?」

「うん。」
と、手をつないで、車に行き
車のなかでも、手は繋いだまま。
保育園の駐車場につき
車を乗り換えるときに
洸さんから、またキスをされて
帰宅した。

洸さんも、後ろからついてきて
お姉ちゃんに話してくれた。
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