クールな溺愛彼氏様⁉︎
「・・・やっぱ、俺がそれ運ぶ」
「え?じゃあ、私が大家さん・・・」
「運んだあと、一緒に行こう」
そう言いながら私から荷物を取り、車まで歩き出す。
私はしばらくその姿を見つめた。
それって・・・。
私を一人にしたくない、とかそういう・・・?
そう気づいたとき、無性にうれしくなって私は駆け出した。
「椋平ッ!」
「うわ!?なんだよ、あぶねぇな」
「ふふっ、ごめん」
椋平の身体にまとわりついて、そんな私を見た椋平もフッと笑った。
幸せ。
椋平への好きがどんどん重なっていく。
椋平もそうなのかな?
そうだと嬉しいな。
私、愛されてるよね。