クールな溺愛彼氏様⁉︎



椋平はコーヒーだけを注文すると、机に資料を取り出す。
仕事のようだけど・・・。


仕事をするために、ここに来たの?



だめだ。
椋平の事考えてたら仕事にならない。


今は気にしないようにしなくちゃ。




「あれ、彼氏だろ?」

「え、あ、はい」



そう思ったとたんに店長に言われた。
今忘れようとしてたのに!



「行かなくていいの?今なら人少ないし。少しならいいぞ」

「い、いいです。仕事中なので」




店長、いらない気遣いです。
否定する私に、店長は首をかしげながら「ふぅん」とうなって仕事に戻った。

そう。
店長も、仕事してください。



ふぅ、と一息つき私も仕事に戻った。




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