ジューシーLife
春野さんは嘘つきでムカつくけど見てるとなんだか憎めないんだよね…
あの可愛さのせいかしら……笑っ
色々考えたり一人で笑ったりしながら買い物が済んだので家に帰ることにした。
……今考えるとかなり変な人だっただろうな、なんて考えながら家までの道のりを急いだ……
ひ『たっだいまぁ〜』
誰もいないとわかっていてもただいまを言う…何故か言わずにいられない。だって言わなければもっと寂しくなるから…
夕食を作る…今日のメニューは簡単にカレーライス♪゙
ひ『フンフフランラン〜♪゙』
一人鼻歌を歌いながら料理を作っていると……
カバッッ
ひ『ん!?むぐむごぅぅ〜!?!?!?』
いきなり後ろから口を手で塞がれ、体を抱きしめられた…
??『だーれだ……』
聞き覚えのある声……
ひ『!?、っら、雷愛!?』
今私が呼んだ人は…【海良雷愛】【カイリョウライア】高一でお隣りさんで私の兄的存在でもある……
雷『よく出来ました〜』
ひ『な、ななぁなんで入れたの??』
雷『いゃさぁ〜ひかりの母さんが合い鍵くれたんだよ!何か寂しそうにしてたら話相手になってやってくれって』
ひ『へぇ……寂しいのわ寂しいけど雷愛わ煩いからねー…ん??どうしたの??いきなり黙って…??』
雷『まだ気づかない??鈍いなぁ……俺さぁ………ひかりが好きなんだ……』
ひ『へぇ……!?!?って!?うっそぉ!?本当に!?』
雷『本当。』
雷愛はモテていてカッコイイし、普段おちゃらけててもスポーツ万能、頭は優秀ですっごく理想の彼氏像No.1なんだろうけど、私には夕霧斗がいるしなぁ……どうしよう…優しいのに雷愛…どうしよう…
ひ『ごめんねぇ、ヒック…ぅぅ〜…ックかれ、しが、い、ぃるん、だ、…ごめん、なさ、ンンっ!?』
夕霧斗しか好きになれない自分、優しい雷愛を悲しませたくない気持ち、色々な気持ちが混ざりって泣いてしまってたら、雷愛がいきなりキスをしてきた…