誰にも内緒の溺愛旦那様
「あ、気づきました?どうですか?具合は」
おじいさん先生と看護師さんが、あたしのそばに寄ってきて、大丈夫と伝えたら先生は笑顔で、「お大事に」って云ってくれた。
看護師さんが近づいてきて、
「あの人、俳優の鳴海颯だよね!?もうね、あなたを抱えて病院の待合室に来たとき超カッコよかったのよ。
道で倒れてたからって、そこまでする人はなかなかいないわ。」
耳元で小さくそう言った。
か……抱えてって…………
鳴海さんになんてことをさせちゃったんだあたしはっ…………
看護師さんが、点滴の針をとってくれた。
「お大事に」
そしてまた、あたしの大好きな俳優さんが、病室に戻ってきた。
「パスタ…とかだったら、食べれそう?」
「え、あ…はい、なんでも……」