誰にも内緒の溺愛旦那様
静かに学校の準備をして。
歯を磨いてた時。
「おはよう……柚…」
隣で顔を洗った颯さんが、心なしか元気がないように見えた。
「おはようございます、起こしちゃいましたか…?すいません……」
「違うよ、もう出なきゃ行けないからさ。柚は悪くないから」
「……いつ帰ってきたんですか?」
「4時くらいかな……、さすがに昨日は仕事が押しすぎてた。2時間は眠れたから、大丈夫」
「ほんとに……?」
「ほんと。柚こそ、若干声枯れてない?」
「こんなの全然大丈夫です。
…新しい映画、先生役なんですね。
絶対観に行きますから!今から楽しみです」
「うん。ありがとう。
その映画さ、恋愛もので……その、キスシーンとか多くて…」
「あたし、気にしませんよ!
その漫画、キスシーンが話のなかでとてもだいじなんですよね…?楽しみです!
あたしのこと気にせず撮影頑張ってくださいね…」
「………うん」