誰にも内緒の溺愛旦那様
お母さんは2時間しかこっちにいられないって言ってたけど、
とっくに2時間が過ぎていた。
「堂々としていなさい。
ビクビクしてたら、 マスコミの思う壺よ。鳴海さんが帰ってきたら、不満をぶつけなさい。そして、二人で乗り越えなさい。それまでは、堂々とすればいいのよ。
あなたたち、悪いことは何もしてないんだから」
お母さんが抱き締めてくれる強さが、温かさが、
心の奥から、とげとげしたものを沈めてくれた。
「今日は?マンションに帰るのよね?」
「……ううん、夜は多分記者の人が張ってるから、
明日のお昼に帰る」
「お母さん、今日泊まろうかしら」
「……仕事は?」
「なんとかなるわよ。」