誰にも内緒の溺愛旦那様
それから数日。
颯さんは毎朝早くにここに来て、
毎晩面会時間ギリギリまで居てくれる。
看護師さんが、颯さんをみるために10分毎にあたしの点滴の調子を確認したりしに来て、
その度に颯さんが笑顔で応対してくれた。
「週刊誌に奥さんが高校生だって書いてあってけど、本当なのね………」
廊下を二人で歩いていると、
たまにそんな声が聞こえる。
けど、
繋いだ手から、不安が取り除かれる。
「鳴海颯ってもっとクールな感じだと思ってたけど、こんなに奥さん思いの優しいかたなのね」
看護師さんがそう言ってくれて、
病院で初めて会った時に言われたことを思い出した。