誰にも内緒の溺愛旦那様
「違います。手を出していません。
俺も早くに両親が死んで、柚さんの気持ちは誰よりも理解できるつもりです。」
「お前たち、本当に許されると思っているのか?柚はこれから大学に行って、医者になり、私の跡を継ぐ、これは絶対だ。
結婚は認めないよ」
車に乗り込み、走り出した。
「一筋縄で行くわけないってことは分かってたけど、やっぱり断られると辛いな…」
「ごめんなさい……説得出来なくて」
「柚は悪くない。あー緊張した、ちょっとだけ休憩」
空の星が降り注ぐなか、
ぎゅっ…て、鳴海さんの腕があたしを包んでくれた。
「1週間って長すぎる。
………柚、上向いて」
二回目のキス。
嬉しくて、涙が流れた。