強引上司の溺愛トラップ
理想と違っても、あなたのことが、世界で一番……

理想を考えてみる。

『続きはもうちょっと経ってから』


課長が私にそう言って、優しくキスをしてくれてから、二週間が経った。


課長にとっては”もう”二週間だったのかもしれないのだけど、私にとっては”まだ”二週間だった。




「そろそろエッチしたい」


目の前でサラッとそう言ってくる課長に、私は飲んでいたお茶を盛大に吹き出しそうになって、むせた。
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