イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
「どう言うコトだ?芦沢のヤツ」


「芦沢は生きていたんですか・・・」


芦沢の車のシートには大量の血痕が残されていた。

死体は発見できなかったが、警察は大量の血痕で死んだと断定した。俺も死んだと思っていた。しかし、芦沢は生きて、俺に電話を掛けて来た。俺は芦沢と話をした。
確かに彼の声ーーー・・・


「俺と菜穂二人で幸せになりたければ、機密は知るなと言って来た」

俺が芦沢に調べさせたのは会長と政界の癒着関係。

俺はその二つの関係を洗いざらい暴き、周防家に復讐しようと思った。

周防家に翻弄される自分の運命にピリオドを打ちたかった。

「そうだ。もう一度・・・芦沢と連絡を。ディスプレイ表示された電話番号を調べてくれ。来亜」

「調べましたが、非通知でした。
携帯ではなく、公衆電話から掛けて来たんだと思います」

「公衆電話?」

ビルの回りを囲む公園の一角に一つだけ、電話ボックスがあった。







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