イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
私は夜遅くまで悠真さんを待ったけど、帰って来る気配はない。

完璧に閉めたはずのカーテンには隙間が見え、優しい朝の陽光が差し込んでいた。

「起きてるか?菜穂」

「えっ?」

バスローブ姿の悠真さんが寝室に入って来た。


「いつ帰って来たの?」

「夜更け過ぎかな・・・」

悠真さんは大欠伸して持っていたスマホを弄り始めた。


隣のベットに腰を下ろし、スマホとにらめっこ。


スイートルームだと言うのにベットは別々。


最後まで悠真さんの腕の中で抱かれて終わりたかったが、彼は違った。
カラダを起こし、ベットの脇のテーブルに置いたスマホを手に取って時間を見る。


「今日はどうする?」

「悠真さんは?」

「俺は仕事だ」

「来亜さんと二人はキツいです・・・」

「来亜とは馬が合わなかった?分かった。今日は倭人を同行させる」

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