悲しい出来事がやってきた
6章 助けられないのか、、、
あれから僕はできるだけお見舞いに行った
でも
だんだんガンは紗月の体を蝕んでいった
僕は何もできないのかとずっと思っていた
そして紗月に
「久しぶりに外に出ないか?」
紗月は
「うん、、、」
あまり元気がない様子だった
どうか1日でも長く生きて欲しい
そうずっと思っていた
外に出て紗月の表情は和らいだ気がする
僕は質問した
「僕と一緒に入れてよかった?」
もう少し遠まわしな言い方はなかったのかなと感じたが言ってしまったものは仕方ない
「うん 一緒に入れて良かったよ」
「そっか 良かった」
病室に戻る
「じゃあ またいつか」
「うんじゃあね」
これが最後の言葉になるなんて思わなかった
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