水曜日の片想い


たとえ橘くんが他の誰を好きでもいい。


わたしはそんな橘くんも好きだと思える。

ちゃんと向き合って橘くんの口から聞くんだ。

もう、迷ってなんかいられない。


いつもは誰よりも冷たくて素っ気ないけど、いざというとき本当に優しくて頼りになる。


わたしが困っているとき、

わたしが危ないとき、

いつだって助けてくれたのは橘くんだった。


その度にまた好きになっていく。

今日は今日の橘くんが好きで、明日は明日の橘くんが好き。


毎日溢れる恋心。

きっと、橘くん以上に好きになれる人なんていない。


運命だから。

橘くんはわたしの全てだから。


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